苗が到着したら
苗が到着したら、まずは早めに水を与えてください。
ジョウロでなどで上からかけると茎が倒れてしまいますので、株元に与えるようにしてください。
苗は長旅で疲れているので、水はたっぷりと与えてあげてください。
この定植時期の気温は、実はアスパラガスにとってはまだまだ寒い時期でもあります。
植え付けるまでは昼間は外に、夜は室内(20℃程度)で管理してあげてください。
定植
サナテックシードの肥料「PSダッシュMEネオ」と「アーキア酵素むげん」を4L の水に2 ㏄ずつ入れてよくかき混ぜ、その液肥に苗をポットごと漬けます。
ポットから空気が上がってこなくなったら完了です!
使い終わった液肥は捨てずに根締め潅水(植穴と苗をなじませる水やり)にお使い頂けます。
アスパラガスの定植は「深植え」を推奨します。
通常の深植えとは異なり、植穴を空けたまま、地上部から20~25cm ほど深い位置に定植します。
このことで、植穴に空気の層が出来て、株元の地温を確保してくれるため、寒い時期の定植が可能になります。
(定植時期が遅れる場合は通常の平植えで定植してください。)
定植が終わったら「根締め潅水」をします。どぶ漬けに使った液肥を撒いてください。
周りの土とのなじみやすくなります。
植穴が崩れない程度に優しくかけてあげてください。
定植のイメージ
畑の場合、株間は50 ~ 60cm ほど、畝間は150 ~ 160cm ほどあけてください。
密植すると病害のリスクが高まりますので注意してください。
定植後の生育
アスパラガスの生育は特殊で、トマトのように今ある茎が太くなることはほとんどなく、40~50日間隔で今ある茎より太い茎が新たに出てきます。
これを連続萌芽期と呼び、アスパラガスの生育には欠かせません。
また、アスパラガスは肥料が多い方が良い、とよく言われておりますが、他の野菜とそう大きくは変わりません。重要なのは肥料バランスです。
連続萌芽のイメージ
水やり
水やりは曇天や雨の日以外は基本的に毎日行います。特に夏場の水管理は重要です。
夏場に水が切れると様々な障害の要因となります。
ただ、与えすぎには要注意!水は多くても根を傷めることがあります。
生育初期は株元に、大きくなるにつれて徐々に範囲を広げて水を与えてください。
枝先の真下にまで与えるイメージです。
葉には直接かからないように心がけてください。
病害のもとになる場合があります。
株元から枝先までの範囲に与えてください。